ドミニカ訪問記

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首都サントドミンゴから車で3時間ほど走った、舗装されていない山の中、霧が立ち込める神秘的な山奥にラリマーはひっそりと眠っていました。南国の植物がうっそうと生い茂る山は、今にも古代の翼竜が飛んできそう…
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入口にたたずむと熱風が穴の中から吹き付けてきました。電気や外気を送りながら人力によって採掘がおこなわれています。数年前には落盤事故があり、命がけの作業です。
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手作業での縦掘りの穴がいくつも存在していました。
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採掘作業に携わる鉱山夫さん達の作業場が、いくつも見られました。ここで煮炊き、食事も自分達で行っているそうです。
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山肌もボタ山も、うっすらとした青灰色を呈しています。
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採掘現場を、貸し切り状態で案内してくださったフロイランさん。掘り出した原石を、国内の加工所に販売するのが彼のお仕事
「この仕事一筋で3人の子供を大学に入れました。幸せの石と言われているそうですが、ドミニカにラリマーがある、それこそが、この国の恵み、幸せなのだと思っています」との彼の言葉が印象的でした。
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ラリマー発見者であり、命名者でもあるメンデス氏と。
発見の経緯、その時のお気持ち等、鉱物図鑑に載っていないお話をたっぷりと聞くことができました。
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鉱山から採掘された原石ラリマーは、国内のいたるところにある加工所に持ち込まれ、職人さんによって研磨、加工されます。彫金作業中のこの青年は、携わって10年になるそうです。この仕事が好きでたまらないのだ、と笑いかけてくれました。
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粉じんから身を守るマスクをした職人さん達が、加工作業をしています。撮影にも快く応じてくれました。
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ドミニカは世界有数の美しいビーチを多く持つ観光立国でもあり、ヨーロッパ各国の保養所となっています。
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ドミニカとハイチの国境辺りには、世界第6位とも言われるビーチがあります。首都から車で6時間はかかる辺鄙な場所にあるため、私が訪れた日は休日であったにも関わらず、人の賑わいはあまりありませんでした。
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ドミニカは、再生可能なエネルギー開発の取り組みが盛ん。ハイチとの国境付近。
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年中強風が吹いている赤茶けた原野には、このような風力発電機が信じられない程多く回っていました。
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首都からはずれの田舎、道路際の青空食堂のような所でいただいたドミニカ料理。豆ご飯が主体なのですが、料理は全体的に味付けが本当に美味しく、滞在中、絶対に口に合わない…という料理がありませんでした。